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 ドラマの「視聴率」という壁。

成果給が発生する会社の営業マンがその売上で全てが判断されるように、
ドラマは2桁(平均的にはおそらく1桁)の数字で判断される。

数字が出れば広告費も跳ね上がるだろうし、
グッズだの映画だの範囲も拡大出来るだろうし、
やっぱ数字がなきゃテレビ局としては意味がないのが現状。

私が好きでよく観ている韓国・日本・アメリカのドラマも、
どの国も一緒で、数字の世界。
数字が良ければシーズンという名で続編が作られるし、
悪ければ早期終了なんてこともしばしば。

なぁんて厳しい世界。

私が久々にリアルタイムで観てた今期の話題作 『ラストフレンズ』。
DV、性同一性障害、児童暴行、不倫・・・といった刺激的な内容に、
長澤まさみ、錦戸亮、上野樹里、瑛太といった新人を主人公にし、
ある意味、放映前から「数字」は保障されているようなモノだった。

そして1話・・・2話・・・とスタートはよかったと思う。
各主人公たちのパワーバランスも整っていたし、
内容もストーリーも刺激的な内容に頼りすぎてなかった。

しかし、ストーリーを進めていくにつれ、
視聴者は演技力不足で共感しにくいミチル&ソウスケよりかは、
ルカ&タケルが好きになりファンが出来、彼らの声が現場に届く。

まさにその通りで、仕方がない。
彼らの演技は本当すばらしくて、特に上野樹里の変身っぷりは恐ろしいぐらいだし、
殴りつづけるソウスケも、うじうじと迷惑かけてるミチルも、
そういった経験のない人にとってはいらいらする対象にまでとなる。
(これは長澤・錦戸の演技力の問題もなくはないが、制作側の能力不足でもある)

もちろんそんな変化を制作側が見逃すはずがなく、
1週、1週過ぎていくうちにいつの間にかルカ&タケルの話を増やしていくし、
お陰さまで登場人物たちの時間バランスは崩れ、
本来、描くべきことを書けなくなっていく。

ソウスケも過去、タケルの悲しい記憶、また大事な登場人物であるエリの孤独・・・
ちゃんと時間をかけて語るべきことを語ってない。

特に10話以降は今まで視聴率の意識したまま書いてきたストーリーを
何とかまとめようとして混乱&焦ってるようにしか見えない。
(11話では最後まで観る気がしなかった。まさみのどうしようもない演技も一助したけど)

このどうしよぅもない展開で、
『大奥』でかなりいい印象だった作家にがっかりしてたけど、
元々このドラマは作家の台本からのモノではなくプロデューサーの企画かららしく、
そうなると作家は「数字が取れるような書き方」を最優先としていただろうから、
作家だけでの問題ではなさそう。

長々と書いてしまったけど、
だからといって私がドラマに何か芸術性を期待しているわけではない。
ドラマはあくまでエンターテインメントだし、
多くの人を感動させ、喜ばせれば、どんな物語であれ価値がある。

ただ、数字だけでドラマ自体が「動いてしまう」ことは、
結局は視聴者の期待値を下げることに繋がっていくと思う・・・

けどこのギャップはおそらく埋められないんだろうね。
テレビで広告の力でが存在してる以上は(苦笑)

※1
かなり批判的文章になったけど、
何だかんだで『ラズトフレンズ』というドラマは確かな名作である。
今までタブーにされていた話を明るい場所へ持ち出してきたんだし、
上野樹里、瑛太というおーそろしい俳優を世に知らせたから!
あと、宇多田ヒカルの曲も本当名曲。

※2
ラストフレンズ、映画化という噂聞きましたがホント?
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13:42 | anatomy
comment(2)     trackback(0)
comments
久しぶり♪
まったく同感だよー!
せっかくいいスタートがあるのに途中でどんどんひどくなってたね。もったいない。。。
2008/06/22 11:42 | | edit posted by ちゃうちゃう
>ちゃうちゃう
ひさしぶりぃぃーv-343神戸はどぉー?
ホント、ラストフレンズは勿体無いよねぇ・・・いいドラマだったのに。
2008/06/22 15:11 | | edit posted by ゆじん
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